味覚障害、若年層に急増中


以前は高齢者に多かった味覚障害が、近年若い世代の人達に急増中。ケーキばかり食べていたり、何にでもマヨネーズをかけてしまう子が増えています。

原因は、亜鉛の不足

その主な原因は、ミネラルのひとつ、「亜鉛」の欠乏。出来合いのお弁当やファーストフードには、もともとミネラルが十分入っているとはいえません。更に、問題なのは、こうした食物には、多くの食品添加物が含まれていること。食品添加物の中には、亜鉛を体外へ排出してしまう作用を持つものもあるのです。

亜鉛不足は、脳にも問題

亜鉛は、脳の活動に不可欠な酵素を製造する働きがあり、亜鉛が不足すると、脳の活動にも悪影響。子供の時期の亜鉛不足が大人になって、うつ病を引き起こすこともあるのです。その他、アルツハイマー病、ダウン症、統合失調症など、脳の機能低下に関わりがある病気は、脳内に含まれる亜鉛の量が関係しているという報告もあります。

不妊の一要因にも

女性にとって、亜鉛の欠乏は、不妊の一要因。亜鉛は、卵胞刺激ホルモンと深く関わっていて、亜鉛の欠乏によりホルモンや卵巣の働きが悪くなり、生理不順を引き起こします。卵子にも、亜鉛は多く含まれており、亜鉛が欠乏すると、妊娠しにくくなってしまうのです。

子供の時の食習慣が大事

味覚障害の人には、自己流ダイエットをしている若い女性や、出来合いのお弁当やファーストフードばかり食べている若者、偏食をする子供、といった人達が多いのです。お母さんは、小さい時から偏食せずに、きちんとミネラルの入った食事を摂らせる事が大切でしょう。