インフルエンザとカゼ、どう違うの?


普通のカゼとインフルエンザの違い

カゼの症状は、のどの痛み、鼻汁、くしゃみやセキ等が中心で、全身症状はあまり見られません。一方、インフルエンザの場合は、38度以上の発熱、頭痛、関節痛、筋肉痛など全身の症状が強く、あわせて普通のカゼと同様の、のどの痛み、鼻汁等の症状も見られます。

一覧表で、違いを確認しよう

かぜ

インフルエンザ

初期症状

のど粘膜の乾燥感、くしゃみ

悪寒、頭痛

主な症状

鼻水、鼻づまり、咳

発熱、全身痛

熱(期間)

平熱、もしくは微熱

38〜40℃(3〜4日間)

のど

痛くなることが多い

あまり痛くならない

その他の特徴

特になし 筋肉痛、関節痛


ワクチンも既存のインフルエンザには有効

新型のインフルエンザには効力を発揮しないのですが、それでも今までのデータで、インフルエンザワクチンを打っておくと、発症率は80%減らすことが出来るというデータもあります。このワクチンは接種してから抗体が出来るまで2週間かかります。インフルエンザの流行は12月下旬から始まると言われていますので、ワクチンを受けるならば、12月上旬までにすませておきましょう。

インフルエンザと思ったら、早めに医者へ

インフルエンザに対する特異的な治療として、抗インフルエンザウイルス治療薬があります。これらの抗インフルエンザウイルス薬は、発症後48時間以内に服用することにより、合併症のないインフルエンザでの罹病期間を短縮することができます。インフルエンザなのか普通のカゼかを早めに診断してもらうことが大切です。インフルエンザの判定は病院ですぐ出ますので、インフルエンザが疑われる場合、すぐに病院に行きましょう。

  

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